葬儀、葬式とは

　葬式は亡くなった家族や大切な人を見送る最後の儀式です。近年は葬儀スタイルが多様化していて家族構成やライフスタイルなどに合わせて選べる時代ですが、一般的には通夜・葬儀・告別式・火葬をすべて合わせたものを葬式と呼びます。

　通夜は告別式の前夜に行われるもので、遺族が故人のそばで火を絶やさないようにして過ごし、別れを惜しむものです。通夜の翌日に行われることが多い葬儀は、遺族や近親者が故人の冥福を祈りあの世に送るための儀式です。葬儀の後に行われる告別式は出棺の前に行われる儀式で、友人や知人などの会葬者が焼香をして故人に別れを告げるための儀式です。一般的に葬儀といわれれば、ほとんどがこの告別式を指しています。しかし、告別式は日中に行われて仕事がある人がいけないため最近は通夜がこの役割を持つようになってきています。

　なお、葬式の形式は故人の宗教に合わせて行いますが、近年は仏教葬・キリスト教葬・神式葬などの特定の宗教宗派に合わせた葬式だけでなく、音楽葬やお別れの会などの無宗教葬(自由葬)も増加しています。

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